2021-05-11 第204回国会 参議院 内閣委員会 第17号
さらに、二〇一二年九月十日、被疑者資料、これDNAのことです、被疑者資料の積極的な採取とDNA型鑑定の実施をするよう通達が出されています。性犯罪以外の罪種についても、余罪を犯しているおそれを限定的に解釈することなく、DNA型鑑定によって余罪の有無等を確認する必要性がある被疑者については、身柄拘束の有無にかかわらず積極的に被疑者から採取し鑑定を実施するようという指示なんですね。
さらに、二〇一二年九月十日、被疑者資料、これDNAのことです、被疑者資料の積極的な採取とDNA型鑑定の実施をするよう通達が出されています。性犯罪以外の罪種についても、余罪を犯しているおそれを限定的に解釈することなく、DNA型鑑定によって余罪の有無等を確認する必要性がある被疑者については、身柄拘束の有無にかかわらず積極的に被疑者から採取し鑑定を実施するようという指示なんですね。
これは、都道府県警察に配分したDNA型鑑定に用いる分注機及び一括定量装置について、鑑定に全く使用されていなかった両装置の有効な活用を図るとともに、両装置の使用状況等を定期的に報告させるなどして、使用が低調な場合にその原因を把握して改善の方策を検討する体制を整えるよう改善させたものであります。
その上で、具体的には、被害者のプライバシーに配意しつつ、被害者が相談しやすい環境の整備、被害者が希望する性別の警察官による事情聴取、被害者の体調への配慮、医療機関への早期受診の要否の判断及び医療機関への付添い、証拠の保全についての説明等の取組を行うとともに、初動捜査体制の強化、専従捜査体制の確立、DNA型鑑定、防犯カメラ画像の解析等の科学捜査などによりまして、被疑者の早期検挙に努めているところであります
○露木政府参考人 死因究明に要する予算については引き続き充実を図っていくということでございまして、その中で、DNA型鑑定が必要となるものについては、その予算の中に含まれているという理解でございます。
○露木政府参考人 まず、一般論としてでございますけれども、今回、控訴審において行われた鑑定もそうであったというふうに承知しておりますが、複数の人物に由来するDNA型が混合している試料につきましても、私ども警察の科学捜査研究所においてDNA型鑑定を行うことは、技術的には可能でございます。
○露木政府参考人 警察におけるDNA型鑑定の中立性及び客観性を担保するということは、委員御指摘のとおり極めて重要な事柄であると認識をいたしております。
また、このような現場の裁判官の研さんを支援するため、司法研修所では、裁判官の研究会や研修などにおきまして、刑事裁判における事実認定のあり方や実務上の問題点について取り上げまして、実証的な議論を行ったり、事実認定のあり方をテーマに高等裁判所の裁判官を講師に招いて講演を行うなどしているほか、近時、特に重要性が増しているDNA型鑑定のような専門的、科学的証拠についての理解の促進のために、司法研究を実施して
鹿児島で新たに、女性に暴行をしたとして強姦罪に問われた二十三歳の控訴審で、福岡高裁宮崎支部は、十二日、二審で実施したDNA型鑑定の結果を重視し、逆転無罪判決が出た、こういった報道が昨日来からメディアにも出ているところでもあります。 ここでの問題は、逆転無罪自体、つまり冤罪が防げたという点では非常によかったなと思うんですが、なぜこうなってしまったか。
他方、過去の無罪事件の検証におきましては、一つには、客観的証拠の吟味が不十分であったこと、二つ目に、DNA型鑑定に対する理解が不十分であったため鑑定結果を過大に評価してしまったこと、三つ目に、自白の信用性に対する吟味とか検討が不十分だったことなどの指摘がなされているものと承知をしております。
○有田芳生君 先ほど示していただきましたように、今のSTR型のDNA型鑑定ですと四兆七千億人に一人特定できるという、そういうすばらしい科学技術の発展ですけれども、このいわゆるルパン三世に似た男性についてのDNA型鑑定というのはいろんな形でどうもやられたらしくて、その結果、百兆分の一ぐらいの精度で一致するという、そういうことは御存じでしょうか。
今日は、事件捜査とDNA型鑑定について、具体的に言えば、冤罪が明らかになった足利事件、その教訓は何なのか、そして、菅家利和さんが冤罪だったということが明らかになった以上、じゃ真犯人というのは誰なのか、そういう問題に絞って、DNA型鑑定の現状とそれから問題点、そのことについてお聞きをしたいと思います。
○有田芳生君 このDNA型鑑定の問題というのは、例えば宮崎県で起きた強姦事件などは、無罪をずっと主張を今でもしていながら八年間獄中にいる人もおります。結局、DNA型鑑定が科学技術の進歩によっていかに精度が高くなったとしても、人間がやることですから、いろんな細工もできるんですよ。
○政府参考人(露木康浩君) 犯罪捜査でDNA型鑑定を活用いたしましたのは、今お尋ねの足利事件が初めてではないというふうに承知しております。
○有田芳生君 菅家さんについて、その冤罪は裁判史上初めてDNA型鑑定の再鑑定で証明されたと、そういう理解でよろしいですか。
○有田芳生君 足利事件、さらには袴田事件でDNA型鑑定を行った筑波大学の本田克也教授、本田克也教授にDNA型鑑定を、警察の方からもあるいは検察からも鑑定を行ってもらいたいということがこれまでずっと続いていたんですが、最近はもう全くそういう依頼がなくなったというのは、何か意図があるんでしょうか。
これらの捜査や調査については、警察庁警備局外事情報部外事課に設置している特別指導班による都道府県警察に対する指導、調整や、御家族等からのDNA型鑑定資料の採取、広く国民からの情報提供を求めるための警察庁及び都道府県警察ウエブサイトへの掲載等の取り組みを行っているところです。また、海難事案として処理されているものについても、海上保安庁との連携を強化して、捜査や調査を行っております。
幾つかの御指摘がございましたけれども、まず、今回新聞記事で取り上げられております身元の特定のためのDNA型鑑定につきましては、まさに身元の特定といいますのは警察の重要な仕事の一つでありますし、平素行っていることでもございまして、事柄として警察の科学捜査研究所がやるということに比較的なじむものかと思います。
警察庁において経費見直しを行っておりますのは、司法解剖の経費に係るものでございます、司法解剖に伴うDNA型鑑定に係る予算措置につきましてでございます。 まず、平成二十五年度に全国の警察では、約八千七百体の司法解剖を実施しております。このうち、御遺体の身元が明らかでなく、かつ、ほかに手段がないといったことで、身元を特定するためにDNA型鑑定を行ったものが二千三百体ございます。
続きまして、大臣の就任挨拶のときに、公判審理の充実化について大臣は触れられておりましたが、それに付随しまして、最新の警察白書を見ましても、「DNA型鑑定の実施件数は、年々増加している。 警察では、DNA型鑑定のための体制を強化する」と書かれております。 大臣も、当局の捜査そしてまた公判などで使われているDNA型鑑定の有用性については認識をされていらっしゃいますでしょうか。
これらの捜査や調査については、昨年三月に警察庁警備局外事情報部外事課に設置した特別指導班による都道府県警察に対する指導、調整や、御家族等からのDNA型鑑定資料の採取、広く国民からの情報提供を求めるための警察庁及び都道府県警察ウエブサイトへの掲載等の取り組みを行っているところです。また、海難事案として処理されているものについても、海上保安庁との連携を強化して、捜査や調査を行っております。
それから、御指摘の山本美保さんに係るDNA型鑑定についてでありますけれども、これは、刑事訴訟法等の法令に従いまして、対照資料としての血液採取の必要性を提出者に説明するなどした上で行われたものであり、鑑定方法や関連データ、またそれに対する評価も含めて、信頼性の極めて高いものというふうに受けとめております。
現在、御家族から同意を得てDNA型鑑定資料を採取しておりますけれども、それらにつきましては、将来、北朝鮮から行方不明者のものとされる資料を入手した時点で最新の技術により鑑定を実施することとしておりまして、現在は、各都道府県警察による適正な管理のもと、現物を保管している状態であります。
○高橋政府参考人 DNA型鑑定資料の採取につきましては、現時点、六月十六日時点で、全国で六百十五名の拉致の可能性を排除できない方について、御家族の同意を得て、採取を行っているところであります。 ただ、残り、同意の得られていない御家族もいらっしゃいますので、改めて御意向を十分に確認して、御家族が希望される場合には積極的にDNA型鑑定資料を採取することとしております。
警察といたしましては、血液型、性別、推定年齢、推定身長、DNA型鑑定結果といった様々な要素を総合して、昭和五十九年当時山形県で発見された御遺体が山本美保さんと同一人物であったというふうに判断しているところでございます。ただ、本件は失踪から死亡に至る経緯が現在も不明であることから、山梨県警としましては、拉致の可能性を含め、事件、事故等、あらゆる可能性を念頭に置いて現在も捜査を継続しております。
もう一つは、御家族の御了解をいただいてDNA型鑑定資料の採取をさせていただいたり、あるいはホームページで情報提供、これは統一フォームで非常に見やすくなっておりまして、こういった措置を講じております。 現に、こういったウエブ情報を公開したことによって、具体的な中身は言えませんけれども、かなり情報が来ています。
○古屋国務大臣 今御指摘の山本美保さんの件については、血液型とか性別、推定年齢、推定身長、DNA型鑑定等々の結果を踏まえまして、山本美保さんと同一人物であるというふうに警察は判断をしたところでございます。それで、このことについては、山本美保さんの御家族に対しても実際に鑑定書をお見せして、御説明をさせていただいてきております。これが経緯でございます。
○林政府参考人 今回の決定を受けて、検察当局におきましては、三月三十一日に静岡地裁に、再審開始決定が、DNA型鑑定に関する証拠の評価などに問題があると考えられるほか、また、各種の証拠について、合理的な根拠がないのに警察によって捏造された疑いがあるなどとしている点について到底承服できるものではないとして、再審開始決定に対する即時抗告の申し立てをしたものと承知しております。
○林政府参考人 ただいまお尋ねの、判決の中でDNA型鑑定が決め手となった件数というふうなことでございますが、お尋ねの人数については法務当局としては把握をしておりません。
○林政府参考人 お尋ねの中で、DNA型鑑定の結果が判決の中で例えば証拠として用いられたかどうかということについても、判決書の中で証拠の標目の記載方法等によっても異なりますし、一義的に明らかでない状況がございます。
○国務大臣(古屋圭司君) 今、DNA型鑑定の結果は警察でデータベースで登録をされていまして、平成二十六年の二月末現在で、被疑者のDNA型記録が四十五万三千件、犯罪現場に遺留された試料のDNA型の記録が約三万九千件登録をされておりまして、このDNA型データベースは、もう先生御存じのように、犯人の割り出しとか余罪の確認等、犯罪捜査には有効に活用をされております。
第五に、DNA型鑑定等の客観証拠に基づく捜査を一層推進するため、鑑識・鑑定体制及び捜査支援分析体制の強化に努めるほか、捜査環境の変化に対応するため、捜査方法、取調べの高度化について必要な取組を進めます。 これらの諸施策を推進するに当たっては、警察職員の不祥事に対して厳正に臨むことはもとより、積極的な警察活動を展開することにより、国民の期待と信頼に応える強い警察の確立に努めてまいります。
これらの捜査や調査については、昨年三月に警察庁警備局外事情報部外事課に設置をした特別指導班による都道府県警察に対する指導、調整や、御家族等からのDNA型鑑定資料の採取、広く国民からの情報提供を求めるための警察庁及び都道府県警察ウエブサイトへの掲載等の取り組みを行っているところであります。また、海難事案として処理されているものについても、海上保安庁との連携を強化して、捜査や調査を行っております。